愛媛県 宇和島 矢が浜 クラブ遠征

2014年04月23日 10:32

愛媛遠征 矢が浜

新春の恒例となったクラブでの遠征釣行だが、今年は愛媛県宇和島の矢が浜に初挑戦した。今回の参加は11名で15.16日に出掛け、良型グレ多数の釣果が出て楽しめた。

14日午後8時に名神草津パーキングに集合し、ワイワイガヤガヤの一路愛媛道中が始まった。情報では年始には良く釣れて好調を見せたが、現在は「潮が太くて?」少しムラがあるという。豊後水道に位置するエリアながらの、潮が太いとはいったいどうなるのか。ともかくも期待に胸を弾ませて、車中の会話も盛り上がる進軍となった。矢が浜は日振島の東に位置する三浦半島先端と、戸島周辺エリアを渡船区としている。狭い水道を激しい潮が流れており、海岸沿いの道路からでもそれが確認できる。

15日午前6時、この日は徳島の釣りクラブの大会もあり、変則的に宇和島港からの出船となった。若林渡船に我々を含めて25名ほどが乗り込み、航程40分ほどで戸島に到着した。前日からの釣り客優先で、赤バエ周りから磯上げしてゆく。我々のメンバーも次々磯上がりし、私は山田政順さん(48)と本床の内のハナレに渡った。風裏なので釣りやすいが、ベタ凪で変化が少ない。10時の弁当船までは異状なしが続いたが、昼前にようやく潮が流れ出し変化が出た。潮下に移動して新しいポイントを狙うと、ここでようやくガツンときた。ここのグレは重い引きだが突っ込みは弱く、難なく取り込んだグレは47㎝でようやく笑顔が出た。この後は35㎝前後が数匹釣れたが、2人ともサイズアップならず午後2時半終了した。会友では河合達也さん(49)が40~46㎝5匹、大岡翠穂さん(57)が43,46cmの2匹、山崎朋邦さん(68)は44㎝など7人が40超を仕留めていた。さすがに人気のある矢が浜、低調とはいってもくれば良型だった。この日は宇和島市内のホテルに泊まって、大浴場で温まり釣談議に花が咲いた。


16日は本来の乗り場となる三浦半島の矢が浜まで、車で約40分を海沿いに走り午前6時に到着。準備をすませ6時半に乗船し出発すると、すぐに大小島の灯台下に着き地元客を渡す。その後に遠戸島に向かい、私は4人で赤バエに渡った。ここも大きなハナレで両側を潮の本流が流れている。大きな磯なので私が中央に、4人が広く並んでポイントを選んだ。まず竿を曲げたのは山崎朋邦さん(68)で、大きなウマズラハギを釣り上げた。次に私にグレのアタリがあり大型を期待したが、34㎝なので躊躇なく放流したがこれが悲劇の発端に!9時過ぎに左の高場にいた前原弘和さん(56)にヒット。横風に負けず潮の巻き返しのポイントを狙っていたのが正解だった。ハエ根を確認しながら慎重に寄せ、足元で無事タモに引き入れたのは45㎝の美しいグレだった。

ここからは前原さんのワンマンショーが始まり、次々にグレを掛け大きく竿を曲げている。そして釣り上げるのはすべて40㎝オーバーで、しばらくすると良型がライブキーパーにあふれた。当然私はそのポイントに近づき、同所のポイントにウキを並べる。良くあることながら何かが異なるのか、ウキが沈むと前原さんの仕掛けにグレは掛った。昼を過ぎたころ「うを~」と前原さんの声がして竿が手元まで曲がっている。かなりの大物かなかなか魚は浮かず、磯の先端まで出てやり取りしていた。そして最後の抵抗を見せ根に向かった次の瞬間、穂先はまっすぐ伸びて空を指していた。「残念」無念の根ズレ切れとなってしまった。

午後3時迎えの船に乗り込み港に戻ると、それぞれ重いバッカンやクーラーを並べた。釣果は前原さん40~46㎝を8匹 米沢実さん(48) 41~47㎝を6匹 河合さんはこの日も42~48㎝5匹、野村肇さん(55)40~46㎝4匹など良型が揃った。他もみんな1~3匹はキープしていた。

2日間の楽しい愛媛遠征を終えての帰路は、バラシや失敗談も含めて大盛り上がりとなった。

行程 名神八日市インターより中国道、山陽道から瀬戸大橋、松山道経由で宇和島北まで自動車道が繋がっており約6時間 

矢が浜 若林渡船 0895-63-0240   5000円  6:30~15:00 

エサ、釣況 上州屋宇和島店 0895-23-8283

宿泊 クワホテル宇和島 0895-24-7788  シングル5000円 大浴場有