若狭 敦賀 白木 合崎

2014年04月23日 17:50

若狭磯 シーズンイン

日本海の若狭エリアの磯では、いよいよ各地でクロダイやグレが釣れ始めた。16日敦賀半島の白木の磯の出掛けたところ、居着きのクロダイに加えて47㎝の大型グレも姿を見せた。

例年に比べるとやや遅れていた感があったが、好天が続き気温も上がって期待は高まった。そんな中この時期に良型グレが狙える白木だが、凪となる日が少なく今年はまだ実績がない。それなら初グレに挑もうではないかと、会友らと3人で出掛けた。白木は北に突き出す半島の先端で磯は波に弱く、凪で弱風以下でないと渡船は出ることが少ない。この日は川端渡船に朝の様子を見て出船を決める条件で予約した。午前8時、我々を含め6名が乗船し西寄りの合崎周辺に向かった。私と前原和弘さん(54)は合崎の地に渡り、左の内磯に浅野栄治(54)さんが上がった。沖は水深があるが磯周りは比較的浅く、根や海溝が点在している。いかにもクロダイ釣り場の感じだが、近年良型のグレも出ているので気合が入る。


コマセはオキアミの生にアミエビと集魚材を加え、刺し餌はオキアミ生のLサイズを使用した。タックルを準備しコマセを入れて様子を見るが、しばらくは潮も動かず沈黙が続いた。10時ごろ浅野さんが大きく竿を曲げて、まずは40㎝級のクロダイをタモに収めた。これで一気にテンションが上がり、潮も少し右に流れる本命の潮となった。すると遠投して沖のシモリ根周りを探っていた前原さんにヒット! こちらもクロダイのいい引きが伝わり、根周りの海藻をかわして42㎝のクロダイを取り込む。私も続こうと打ち返すが... 次にアタリを捉えたのも浅野さんで、同型の居着きらしき燻銀のクロダイを追加した。中央の釣り座ではよくあることだが、私だけがカヤの外で両サイドでは釣果が出た。


昼前からは潮が変わって、左のワンド方向に流れ始めた。右の高場の前原さんは潮上に仕掛けを入れ、正面のシモリの際に流して探っていた。すると間もなくアタリが出てヒット!今度はクロダイとは異なるシャープな引きで、竿を手元まで絞り込んでいる。巧みな竿さばきでいなしながら根をかわして足元に寄せた。浮かせてびっくりブルーグレーの大きな魚体は、紛れもなく日本海では特大の口太グレで47㎝だった。これでさすがに私のヤル気スイッチもオン! 潮を見ながらコマセを打ち込み、これに同調させて仕掛けを流す。何投目かにウキに変化を感じたので、刺し餌を付け直してもう一度攻めてみた。シモリ際でウキが止まってそのまま海中に引かれたので、少し待って大きくアワセを入れた。グンと重量感が伝わり、グイグイと海藻の向こうで抵抗する。位置を変えて障害をかわし何とか足元に浮かせた。なんとこれも丸々と太ったグレで、40㎝の良型が来てやっと笑顔に。この後も38㎝のクロダイや34㎝のグレが来て楽しめたが、夕方のジアイを目前に迎えの船が来て午後3時半終了となった。


釣果は私がグレ40,34㎝、前原さんはグレ47㎝とクロダイ38~42㎝3匹 浅野さんはクロダイ38,40㎝をキープとした。他では滝の下でグレ42㎝と、40㎝級のクロダイが数匹釣れていた。


この日の水温は磯周りでは12度台だったが、沖ではもう少し上がっているようだ。今年はこれから乗っ込みに向かう様子で、しばらくはグレの良型も狙えると思われる。GW頃には本番となって、浅場の釣り場である敦賀一帯の磯で大型クロダイが狙えるだろう。

(白木は低い磯が多く渡船も小型船なので渡れる状況は限られ、予約しても中止の場合も多い。天候と渡船情報を確認して出掛けてほしい。現在渡船店は1軒のみ)

 

白木 川端渡船 090-8261-6204   半日 3000 時間は天候によって変わる

敦賀 若潮屋 エサ 釣況 0770-22-3680